ソファはリビングルームの主役であり、心地よい暮らしに欠かすことのできない家具の筆頭である。暮らしの多くのシーンで舞台となるソファだから、その存在感の大きさは言わずもがな。自分仕様の家づくりを叶えるなら、ソファ選びに妥協の入る余地はない。
もちろん、好みは人それぞれ。色もフォルムも素材も、自分仕様の選択基準があっていい。ただし、優先すべきは素材だという点は覚えておいて損はない。肌に直接触れるものだから、張り地が快適な座り心地を左右するのは自明のこと。空間づくりにおいても、張り地の質感と配色はカギを握る。
その点、高級感漂う上質でなめらかな革張りソファは申し分のないセレクトとなるだろう。それも、シンガポールの小さな家具工場からスタートし、いまや欧米をはじめ、世界各国のインテリア好きから熱い注目を集めるまでに成長を遂げたHTLのレザーソファなら言うことなし。使い込むほどに魅力と愛着を増す風合い。しなやかな座り心地がもたらす優雅さと極上のくつろぎ感。HTLの革張りソファを選ぶ理由は数え上げたらきりがない。
そんなHTLの企業理念は、「情熱、革新、パートナーシップ」。素材の品質に強くこだわり、原皮の仕入れからなめし、着色、成形に至る、素材の吟味や品質管理、さらにはデザインから生産まで、製造工程のすべてを一貫して自前で行う徹底した製造哲学は「情熱」なしには到底、不可能なもの。
HTLグループの日本法人、ワタリジャパンとの絶妙な連携もしかり。コンパクトなサイズ感、和モダンの空間にも似合うデザインや色など、日本の住環境に合わせた製品の研究・開発を推し進め、サイズの調整から万全のアフターサービスまでを提供する、この心強い「パートナーシップ」の存在がどれほどの恩恵を与えてくれることか。
そして、「革新」。今回、ヨーロピアンテイストの意匠をもつニューライン「ミューズ」から登場した新型ソファ「MU -A0038」を見れば、その成果は一目瞭然だろう。パイピングやダブルステッチなど、職人の優れた技術とていねいな手作業が生み出したコンテンポラリーなデザインに、伝統に裏打ちされた革新が見事に表現されている。丸みを帯びた座面と、薄く繊細な背もたれやアームレストの対比も絶妙だ。職人業が光る、美的ソファをぜひ体験してほしい。